日本と経済と国際 4
住商の告訴クラークの場合、他企業でどこまで重要会議に出席させてもらった実績があるのか。
これとよく似た例が三井物産のシカゴ支店でも起きた。
アメリカ向け鉄鋼輸出において、ダンピングを糊塗するため、二重インボイスを行い、インボイス価格と実際価格との差は別途裏に精算していたものだが、これは担当の米人クラークが証拠になるインボイスを持ち出し、内部告発した結果アソチダソピソグ法に引っかかった。
このため三非物産は二十数億円にのぼる罰金を支払わされました。
米人クラークにどれほどの待遇にたいする不満があったかしらないが、企業にとってこういう危険のあるクラークを重要会議に容易に出席させられないのは火を見るより明らかです。
会議とは問題があるから議するのです。
会議のなかには単なる伝達やアンダースタンディングのレベル統一、あるいは事実確認程度のものもありますが、これらは本来の会議ではありませんでした。